新型コロナワクチン接種について
10月1日(火)よりJN-1系統対応新型コロナワクチン接種が始まっています。
※インフルエンザワクチンも10月1日より開始しています→インフルエンザ接種について
小児(5-11歳)用新型コロナワクチンは11月20日より開始となります。
今回から接種券は不要です(家にも届きません)ので、
ご希望の方は随時ご予約してください。
なお、当院ではファイザー社製のオミクロン株JN-1系統対応ワクチンを使用しています。
(今までのコロナワクチンと同じもので、流行している株に対応したものです)
【新型コロナワクチン接種費用】
5~11歳 :13,000円 (11月20日より接種開始)
12~64歳 : 15,100円
65歳以上(市町村の助成がある場合):3,000円
※対象市町村:富田林市、河南町、太子町、千早赤阪村、大阪狭山市、河内長野市等
※4歳未満の新型コロナワクチンは現時点で取り扱い予定がございません。小児科にお問い合わせください。
【新型コロナワクチン予約方法】
電話(0721-28-1200) または 受付窓口にてご予約お願いします。
*当院では間違い接種防止のため、インフルエンザワクチンと時間帯を分けて予約枠を設定しています。
そのため、当院ではインフルエンザワクチンとの同時接種はできませんので予めご了承ください。
【新型コロナワクチン問診票】
混雑緩和のため、問診票の事前記入をお願いしています。※体温は来院後の測定します
高齢者の助成用の問診票はダウンロードできませんので、
接種日までに、院内まで取りに来ていただくようお願いします。
64歳以下の自費接種の方の問診票はこちらからダウンロード可能です→自費接種用新型コロナワクチン問診票
(院内に自費用の問診票も置いてありますので、取りに来ていただくことも可能です)
*新型コロナワクチンに関するQ&A*
質問を受けることが多い項目について、Q&A形式で説明文を記載しました。
ご予約に際し、参考にしていただけると幸いです。
Q1 前のコロナワクチン接種からどれくらいの期間が経てば接種できますか?
A1 前回の接種から3ヶ月以上経過していれば接種は可能です。
また、他のワクチンとの接種は、特に日数をあける必要はありません(同時接種も可)。
Q2 新型コロナに感染した後は、どの程度間隔をあけて接種すれば良いですか?
A2 療養期間が終了すれば接種は可能ですが、新型コロナ感染では療養期間終了後も
倦怠感や咳などの症状が全快に至るまでもう少し日数が必要な場合が多いです。
そもそも、体調不良時はワクチン接種ができませんので、
しっかり体調が回復してからの接種が望ましいと考えます。
Q3 接種券が届かないので予約できません。いつ届きますか?
A3 今回からは接種券の配布がありません。予約は随時可能です。
Q4 3回目までしか接種を受けていないので、もう受けられないですよね?
A4 前回から3ヶ月以上経過している方は受けることができるので、
「何回目」というのは関係なく、接種していただくことができます。
また逆に、前回の接種から期間があいている場合の方が、
重症化予防効果も下がっていると考えられるため、
ワクチン接種がより推奨されると考えられます。
昨年でも国内で38000人以上の方が新型コロナ感染で亡くなっています。
報道は減りましたが、まだまだ警戒の必要な感染症であることは変わりありませんので、
定期的なワクチン接種は重症化予防に有用と考えられます。
Q5 無料接種期間は全て接種したのでもう7回も打ったし、今回は接種しなくても大丈夫ですよね?
A5 新型コロナウイルスは免疫回避能力が高く、現在のワクチン接種でできる抗体も、
時間経過で効果が弱まってしまうことが基礎研究で判明しています。
抗体が減ることで、感染予防効果も重症化予防効果も減弱してしまいますので、
「今まで何回打ったか」よりも、「どれくらい前に最終の接種を受けたか」が
より重要な要因となるワクチンであると考えられています。
感染されたことがある方も増え、「ワクチンを打ってもコロナにかかる」という印象が
強くなっている傾向はあるかと思いますが、発熱外来に長く携わっていると、
「去年の秋に追加接種した高齢者」と「2ー3回目以降接種をしていない若い人」を比較した場合、
追加接種を受けている高齢者の方が症状も軽く済むこともよく経験します。
また、データ上も感染予防効果についても特に接種後半年程度は高くなっており、
インフルエンザと同じく、定期的な接種の意義は高いと考えられます。
Q6 新型コロナ感染後の後遺症があります。接種の対象外でしょうか?
A6 新型コロナ感染のよる後遺症があっても、接種の対象外とはなりません。
新型コロナワクチン接種により後遺症の改善傾向がみられたという報告も複数あり、
また、再感染することで新型コロナ後遺症の悪化のリスクも高いと考えられるため、
積極的に接種を検討される方が良いと考えます。
Q7 ワクチンの副反応がいつも強いため、心配です。
A7 当院では以前から国内で使用されているファイザー社のワクチン接種のみの取扱いですが、
組み換えタンパクワクチンである武田社のヌバキソビッドというワクチンは
mRNAワクチンよりも副反応報告が少ないとされています。
細胞性免疫の誘導がmRNAワクチンよりも少ないと考えられていますが、
感染予防効果や重症化予防効果等の有効性が実証されているワクチンですので、
副反応を懸念される方は、武田社のワクチンを取り扱われている医療機関での接種もご検討ください。
Q8 高齢ではなく、基礎疾患がなければ接種は不要でしょうか?
A8 基礎疾患のない若年者の重症化はオミクロン株以降かなり減りましたが、
後遺症は一定の率で出現すると報告されており、
感染回数を重ねることでそのリスクも上がるとされています。
ワクチン接種で100%後遺症を防ぐことはできませんが、
後遺症発生率はワクチン接種で下がることが複数のデータで報告されています。
また、感染予防効果も麻疹ワクチンなどに比べると少し弱いものの、
特に接種後6か月程度は感染予防効果も高くなると報告されています。
ワクチン自体がかなり高額ではありますが、受験生等を含め若年者も検討していただく価値はあると考えます。
Q9 この秋からのコロナワクチンは危険だという噂を聞きました。本当でしょうか?
A9 科学的根拠のないデマです。当院で使用するコロナワクチンはファイザー製のもので、
これまでのコロナワクチンと同じものです。
インフルエンザワクチンと同じく、流行株に合わせた調整はこれまでもされており、
この秋からはJN-1という株に合わせたワクチンとなっていますので、
現在の流行に対してより感染予防効果・重症化予防効果が期待できるものとなりますが、
特に新しい手法のワクチンということではありません。
SNS等で一部話題となっているのは明治製菓ファルマの開発したレプリコンと呼ばれる
応用型のmRNAワクチンに対するものですが、科学的根拠のないデマがかなり拡散されています。
レプリコンワクチンは在庫管理上、今年度は当院での採用は見送りましたが、
データ上、抗体価が従来のワクチン(ファイザー等)よりも持続する有効なワクチンだと考えられます。
誤情報に惑わされないようにご注意ください。
Q10 小児は感染しても軽症と聞くので、接種は不要でしょうか。
A10 日本小児科学会はすべての小児に新型コロナワクチン接種が望ましいと声明を出しています。
→https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=621
詳細は上記HPをお読みいただければと思いますが、小児でも重症例・死亡例があることや、
ワクチンの有効性・安全性が確認されたことから、基礎疾患がない小児も含め、
全ての小児に初回シリーズおよび適切な時期の追加接種が推奨されています。
小児用ワクチンの製造が12歳以上のワクチンより少し遅れがあったため、
当院では11月20日より5歳~11歳用のワクチン接種が開始となります。
お電話または受付窓口にてご予約ください。